09月19日 7:30
真っ暗な内に起き、横浜線・小田急線を乗り継ぎ、秦野駅着。
秦野駅にてやっと朝日を浴びる。
ヤビツ峠行きのバスにはこんな冬型の寒い日にも長蛇の列
ができていて 丹沢の人気をうかがい知ることができた。
こんな真冬に臨時バスを出すくらいの混雑ではGWのときなん
ていったいどうなってしまうのだろうか? 
8:30 ヤビツ峠を出発。バスの乗客の2/3程度は大山へ流れ
たようだ。
確かにバスを降りるとき「丹沢大山フリーパス」を使っていた
乗客が多かったようだ。あれはたしか大山のケーブルカーの
料金が込みになっているはずである。
二の塔、三の塔あたりまでは最初の登りは少々きつかったが
話をしながら登れる程度である。

このあたりでもうすでに関東平野と相模湾の風景がきれい
である。
遠くに大島。
遠く筑波山。 9:30頃、1時間程で二ノ塔に着き、そこでは富士山の雄大な
姿が初めて望め、登山客が大勢集まっていた。
すぐ近くにもう三ノ塔が見えている。
二ノ塔から見た富士山 そこから20分ほどで三ノ塔へ。ここも眺望がいい。
ちょっとしたハイキングならこの辺でも満足できるかもしれない。
歩いていたらけっこう暖かく、長袖Tシャツ1枚で丁度いいくら
いだった。
三ノ塔山頂では無線をしている人がいた。
三ノ塔山頂部 中央奥が塔ノ岳。その右並びが丹沢山。
関東平野から丹沢がよく見えるように、丹沢からは関東平野が
よく見える。
1923年の関東地震までは奥秩父のような針葉樹の森だったと
いう丹沢も、その地震で大崩落を起こして以来はこのような険
しい山になったという。
笹原と灌木の気持ちのよい尾根道。
塔ノ岳はもうすぐそこである。
11:40 塔ノ岳着。思ったより早く着いた。これなら、宮ヶ瀬へ抜けら
れるなと思う。もうめちゃくちゃ寒くて、いったい何を食べているの
か分からないくらいに口元も強張ってくる。さっきまで長袖Tシャ
ツ1枚で歩いていたのが嘘みたいな感じだ。
季節性の北西風も強くなってきて、富士山山頂付近ではときおり
旋風が巻き起こっている。置いておいた帽子を被ろうとしたらなん
だか強張っている。帽子が凍っていたのである。
そんな感じだったのでゆっくり景色を楽しむ間もなく20分ほどで
出発。左に富士山、右に関東平野を見ながら歩く塔ノ岳〜丹沢山
の尾根歩きは、今回の山行の中で一番気分がよかった。
笹原とブナの尾根道。
塔ノ岳から見た関東平野方面
塔ノ岳から見た相模湾方面
関東地震の崩落の土砂でできたという上流部にも関わらず
広い河原。
13:00 1時間ほどで丹沢山に到着。途中鎖場などもあり、このあた
りでは高山に来たんだなという気分になってくる。
塔ノ岳のにぎわいは嘘のようで、登山客もすごく少ない。
丹沢山からの下り始めると丹沢山の直下に、丹沢を眺めるたびに
子供の時から白馬の様だと
思っていた崩落地を間近に見ることが
できた。
16:30 3時間半で宮ヶ瀬湖畔に到着。ここからすぐのバス停「三叉
路」からバスに乗ると本厚木まで戻ってしまうので、橋本方面の
バスが出ている、虹の大橋を渡ったところにある「鳥居原ふれあい
の館」を目指す。
クリスマスツリー騒ぎの「宮ヶ瀬」を過ぎると真っ暗であり、とくに
虹の大橋をすぎたあたりからは本当にこの先バス停があるような
施設があるのか?というような暗さであった。ふれあいの館につい
たのは17:20で結局50分もかかった。到着したふれあいの館自体
も真っ暗で本当にバスが来るのかという感じであった。
途中の宮ヶ瀬あたりでは、クリスマスツリーのライトアップがあると
かで、確かに17時をすぎるとライトアップされたのだが、はっきり
いってたかがこれくらいという感じなのだが、周辺道路は大渋滞で
ある。よっぽど宣伝がうまいらしい。

2009.12.19 丹沢(ヤビツ峠〜塔ノ岳〜丹沢山〜宮ヶ瀬)

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