07月21日、中国東方航空機にて上海へ
今回の旅の目的は皆既日食を見ることである。
46年ぶりに日本国内で見られるとのことで、2月位から探し始
めたのだが、国内はすべてキャンセル待ちで、ネットでやっと
小さな旅行会社で上海皆既日食ツアーを見つけたので
ある。
浦東国際空港 小さな旅行会社だったのだが、今回申し込んだ人数は800人
同じプランで同じバスに乗り込んだ人数だけでも37人だった。
上海は来年万博開催である。「城市,讓生活更美好」、
「Better City Better Life」がキャッチフレーズらしい。
それにしても天気が心配である。
雲が多くときおり陽が射すという感じである。
工事中の上海万博会場。
赤い建物が「中国館」とのことだ。
巨大マンション群 有名な東方明珠電視塔が見えてくる 横断歩道橋までが電飾さている
翌日、07月22日。皆既日食当日。会場の嘉興市・北京師範学校付属学校に到着。
上海より西にあるので少しは晴れているかと期待したのだが、曇りのまま到着でがっかり。このツアー800人を乗せてきた観光バスが30代近くずらっと並んでいる。
日食観測眼鏡ごしの太陽
少し太陽が出ただけで周りは拍手喝采 
雨は激しくなるばかり 皆既直前だというのに土砂降り
この辺に太陽があるはず 皆既直前に雨がやんだ そして皆既を迎えるとあたりは真っ暗に
こんなに暗くなるとは知らなかった
地平線のあたりが夕焼けのようになっていた そして再び明るくなって…終わり 雲の合間から部分日食が見えた
部分日食ですら見るのは1997年の3月以来だから
よしとするか…
昼食は嘉興市内で。
10元のスプライトを頼んだら1.5L出てきた。
10元のコカコーラも同じサイズ。
嘉興市から上海市へ戻る途中は湿地帯が多い。
この辺りもその内工場地帯になってしまうのか。
57575777を我吃我吃我吃吃吃と語呂合わせ 土産物屋にて「5分で彫る」印鑑屋 もちろん日本人がターゲット
自転車・バイク専用のレーンが設けられている ツアーだったので「新天地」という観光地に連れてかれる フランス租界を再現したという話だが
なんだか最近はやりのアウトレットモールのようだ
プラタナスの並木がきれいだ。
現地ガイドはプラタナスをわざわざ最近の日本人は使わない
「すずかけの木」と訳していた。
トランスフォーマーは「変形金剛」らしい 青い建物が森ビルが建てた「上海環球金融中心」
外灘夜景 上海に皆既日食という自然現象を見に来たのであって人工物を見に来たわけじゃないと思っていたが、この夜景を見ていたら人間が作ったものもなかなかきれいだなと思った。
ライトアップされた東方明珠塔もなかなか 夜10時近くにスーパーへ。夜遅いのに人がたくさんいた。
マイバックを持っていないとレジ袋代をとられるのにも驚いた。
中国も地球環境に配慮しているのだ。
07月23日。豫園観光。
クリントンが来た店らしい。
中国内外からの観光客がひしめき合う。
右の青いのは上海万博のキャラクター。
個人の庭としては大きいが、
中国にしてはちまちまとしている気がする。
関羽かな? 世界中からの皆既日食ツアーらしい観光客だらけだった。 「アンパンマン!」と売っていたが、耳が…
写真にはよく映らなかったが、トイレの個室の扉に何分入って
いるか表示されている。並ぶ時の目安なのか犯罪防止なのか
中国はトイレに清掃の人が常駐しているが、チップ不要なの
がうれしい。
売り絵らしいが不気味
「髪結い屋」らしい 西洋人が「ひっかかって」いる 豫園からも見える摩天楼
上海環球金融中心の頭は時折雲に隠れる。
なんだかかわいそうな鹿 ツアー同行者の1人が食べていた「小雀」
1羽もらって食べたが内臓そのままなのに苦くはない。
お茶屋で発見した団茶
団茶を積み上げて塔にしている 浦東新区は建設ラッシュだ 東方明珠塔の足元はこんな感じ
東方明珠塔は昼間はこんな感じ そしてこれが今現在、電波塔である東方明珠塔の高さを抜い
て一番高い上海環球金融中心である。現地ガイドは「森ビル」
と言っていた。
こちらのビルは「金茂大厦」。タケノコのようだ。
環球金融中心に登る。エレベーターがやたら速い。 東方明珠塔が下に見える。
窓ふきの人が愛想よく手を振っていた。
5Fほど下がると窓ふきの人も下がってきている。
ここの場所の名前は「世紀大通」 小さく窓ふきのゴンドラが見える
上海を代表する2つの摩天楼上海環球金融中心と金茂大厦
それぞれ日本とアメリカが建てたようだがデザインがそんな
感じがする。
洗濯物取り込み中 サウナといえば伊豆…。温泉といえばじゃないのかな。
玉仏寺へ。
ミャンマーで作られた玉でできた仏像がある。
寺の境内の中 建物が少し中国風だが、日本の寺でもありそうな雰囲気。
四天王像その1 四天王像その2 仏教はアジア共通の文化だなぁと再確認した。
特に中国の仏像は日本のものと同じ文化圏という気がする。
観音様がなまずを押さえつけているために上海には地震が
ないそうだ。
なまずの俗信も東アジア共通だったらしい。
木造建築物の雰囲気を見ても同じ文化圏だなぁと思う。 玉仏寺のすぐ横にも高層ビルが建築中。
同じ1人参加だった人たちとリニアモーターカーに乗りに行く
ことに。デラックスプランのだった人もいたので、そのホテル
「上海新世界麗笙大酒店」のロビーで待ち合わせ。
地下鉄「人民広場」駅入口 NHKで見たような光景が実際に。
でもこの1人しか見かけなかったが。
上海も大学生卒業生の就職が大変らしい。
地下街の雰囲気がなんだか京都に似ている。 地下鉄構内雰囲気。
日本の地下鉄やアメリカの新交通システムとも似ている。
最新のものは万国共通だ。
車内には今どこを走っているかわかる電光掲示板がある。
リニアモーターカー乗換駅 龍陽駅 時間によって最高時速が変わるらしい
この時間は最高300kmまで出さないらしく残念
切符は自動券売機と窓口とがあるが、この時は券売機は
発売中止中。
片道50元だが、往復で買うと割引があり、80元
リニアモーターカーの乗車券もICカード レール部分
この時間は最高時速300kmなので新幹線と同じような速度感
見慣れた浦東空港の建物 空港内の飲食店 9円とか8円とか安そうだが、¥=yen(円)
ではなくyuan(元)のことなので、物価は日本と変わらない。
(1元=約15円)
日本と中国の通貨記号が同じなので将来アジア共通通貨が
できたら、¥圓でいいではないか。実際現在の人民幣にも圓
と書いてあるし。
空港内には日本から輸入したパンも売っている。
再び地下鉄に乗る。
地下鉄の乗車券ももちろんICカード。入る時は改札に当て
出るときは改札に吸収される。紙の切符を使っている日本の
鉄道も早く使い捨てをやめた方がいい。
地下鉄の中の雰囲気は日本と変わらない。
顔も同じなので外国という感じがしない。
人民広場駅で降り、南京路歩行街へ。
南京路歩行街脇の小さな飲食店へ。 食器類がわざわざビニールに入っていて衛生的 店員に「対不起」「洗手間」とか「青椒」「好吃」と知っている
単語で話しかけてみたりすると意外と通じてけっこう楽しい。
店員の少年が一押しの魚料理。
魚料理があるといかにも江南といった雰囲気を感じる。
稲妻が光る。 地下鉄の券売機はタッチパネル
翌日07月24日は1日フリーなので電車で魯迅公園へ
丁度通勤時間帯なので駅前は大混雑
駅構内や電車内の雰囲気は日本のラッシュアワーと同じで、
ちょっと気を抜いていると外国にいることを忘れてしまう
電車があと何分で来るかわかる電光掲示板
虹口足球場駅 池に浮いているボートでなんだか景観が台無し
魯迅記念館
館内の人たちは日本人の観光客が多いらしく、最初から日本語で話しかけてきた。
魯迅の墓の前には魯迅像
魯迅旧居付近は日本人租界があったところだ ここが魯迅旧居入口 タウンハウスの1室が魯迅旧居
そのまま外灘まで3km位の道程を歩くことにする 街を歩いていても外国人と思われないので、上海郊外の
新築マンションのビラをもらったりする。
外灘から見る浦東新区がテレビなどでよく見る
上海の光景だった
外灘の建物がよく見えるように道路を挟んで歩いていると… 歩道が工事中で途切れてしまった。
代替の歩道がないところがいかにも中国的。
仕方がないので中国人に倣って車道を歩いてみる。 トロリーバスが走る。 そして南京路歩行街に至るころには汗びっしょり
南京路歩行街を走る自転車が取り締まりを受けている。
中国で自転車の取り締まりをしていたらきりがなさそうだが…。
OLIMPUSの看板 FANCLの看板
見回りの公安の電気自動車 ジャッキーチェンの人形と写真が撮れる小屋が人気らしい
人民広場駅の地下広場 浦東空港では都営バスのおもちゃが売られていた。 帰りの飛行機ではずっと雲を見ながら帰ってくる。

2009.07.21-24 上海

inserted by FC2 system